⑤引渡し・入居

あこがれのマイホームにいよいよ引越し

完了検査・竣工検査の後引き渡し

注文住宅の工事が完了することは、建築用語で竣工と言います。竣工後は、建築基準法に適合していることを確認するための完了検査を受け、検査済証の交付を受けます。

また、施工会社、工事管理者、施主によって最終的な竣工検査が行われます。竣工検査に問題がなければ、いよいよ引き渡しとなります。

引き渡しの際には、支払わなければならない契約金を全て支払う必要があります。支払金額については追加料金が発生していることがありますから、中身をよくチェックしておきましょう。

引き渡しでは、住宅の鍵のほか、保証書、設備機器の取扱説明書などの書類一式を受け取ります。書類にはメンテナンスの時期や内容、不具合があった場合の連絡先などが書いてありますので、大事に保管しておきましょう。

引き渡し後には、新築建物の登記申請を行います。登記申請は土地家屋調査士、司法書士に依頼して行うことが多くなっています。

 

スムーズな引越しを目指す

引き渡しが完了すれば、新居に引越しをすることになります。引越しの日が決まったら、施工会社が使っていた電気、ガス、水道の名義を施主の名義に変更しなければなりません。名義変更の手続きについては、施工会社で行ってくれる場合もありますので、確認しておきましょう。

引越し会社の手配もしておかなければなりません。引越しはどこの会社に頼むかで大きく費用が変わってくることもありますから、複数の会社に見積もりを依頼し、比較検討するのが良いでしょう。

荷造りを自分たちでする場合には、早めに準備にとりかかります。引越しの際には、引越し代金のほか、近隣へのあいさつ品を購入する費用なども必要になります。

また、入居後は不動産取得税などの税金を納める必要も出てきます。入居後も施工会社とは長い付き合いになります。メンテナンスの際に連絡をとったり、リフォームについて相談したりし、快適な住まいを維持しましょう。